小林多喜二の命日にあたる昨日、出身の地で「供養祭」が行われました。
昨今の「蟹工船ブーム」で一躍脚光を浴びた多喜二ですが、出身地である大館市では毎年この日に、多喜二の供養とともに郷土の偉人を偲び次世代に語り継ごうと、生誕の地碑の前で誓いを立てています。
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「秋田さきがけ新報」    地元新聞「北鹿新聞」

調べますとここと同じように、この日全国で「多喜二祭」が行われているようです。
画像にもあるように秋田市では同日200人が参加して行われ、シカゴ大学のノーマ・フィールド教授の記念講演も行われているようです。
地元の小樽では墓前での「墓前祭」を含め「小林多喜二祭」として執り行われたようです。

私のブログでも近所で生まれた多喜二のことを何回か記事にしておりますが、それが縁で、昨年末に多喜二の父の兄の曾孫にあたるkobaさんから私が所有する書籍の件でコメントがあり、その後メールのやり取り等、書籍の贈呈に係る交流がありました。
すでにコメントでのやりとりは周知のところかと思いますが、多喜二の系譜を汲む自らが多喜二について手記をまとめられております。
文献等の資料に加え、卑属ならではの事実資料によるかなりの詳細にわたるもので、見るものを圧倒させる内容でした。
今回の私の書籍はその中でいくらかはお役に立ったようですが、何よりも彼との交流の中で、書籍贈呈のお礼にと北海道の名産品を一杯送っていただいただけではなく、メールでの文章の随所、言葉の端々に温かいものを感じることが出来、全く面識の無い者同士でしたが清清しい気分になれたそんな交流でありました。

推測ですが、多喜二の辿った思想と時代故に、これまで遺族や親族の方々はそれなりのご苦労があったに違いません。
最近の多喜二ブームの有る無しは別にしましても、こうして子孫の方が多喜二について語るまでには長きにわたる時間が必要であったのかも知れません。

生誕の地に住む者達が碑の保存を通じ多喜二の精神を次世代に引き継いでいかなければならないと誓いを新たにしていますので、多喜二の過ごした北の大地に住まわれているkobaさんには自分に与えられた宿命として多喜二を後世に伝えていかれることを望みたいと思っています。

kobaさんには勝手ながらの本記事掲載をお許し願えれば有り難く存じます。
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