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2010.03.02 奥津軽にて
2月最後の日曜日..
車はどんよりと垂れ込む雲に覆われた津軽富士を見ながら津軽平野をひた走った。
向う先は太宰治の故郷“青森県五所川原市金木”
そこは津軽三味線発祥の地でもある。

10:00 JR五能線「五所川原駅」に着いた。
すぐ隣にある津軽鉄道「津軽五所川原駅」から列車に乗り「金木駅」に向う計画である。
駅舎はとてもごじんまりしていたが、中は駄菓子や津軽鉄道のオリジナル商品を売っている「だがし屋ちゃぺ」があったりと、ほのぼのとした雰囲気で結構落ち着く。
こういう旅行気分を満喫するためには欠かせないアイテム「ビール&おつまみ」そして後のお楽しみにと「スルメ」を買ってホームに向かう。

ホームには「走れメロス号」とともに可愛いアテンダントさんが私達を出迎えてくれた。
その名も「奥津軽トレインアテンダント」。。
なかなかいい名前じゃないか。
そしてお言葉に甘えて記念写真を撮った。

10:31 津軽中里行きのメロス号が発車。
雪原の津軽平野を北に向かって進む。
車内ではアテンダントさんが各席を廻って観光名所を案内したり乗客の質問にも快く応じてくれたりと、とてもいい雰囲気で接してくれる。
素晴らしい。これだけで列車の旅が何倍にも楽しくなる。

チビ太は一番前に立ち運転手気取りだ。

10:54 金木駅に着いた。
アテンダントさんとの別れがつらい。

「あれっ駅舎が新しくなってる」
10年ぶりのこの地に感慨にふける。

太宰治の生家「斜陽館」まで7分、ベビーカーを押して歩く。

ほどなくして斜陽館に着いた。
云わずと知れた観光名所の建造物であるので説明は省略して中に入る。
一通り見て回るもチビ子を抱く腕が辛い。やたら重過ぎるなこの子。誰に似た。
チビ太もにわかに走り回りだし、迷惑かと早々に外に出た。

道路を挟み、向かいには「津軽三味線記念館」と「金木観光物産館」がある。
三味線記念館では実演とかもあって観光ルートに欠かせないないのだが前に見てるので今回は遠慮した。
帰りの列車出発時間までだいぶ余裕があるのでお昼は物産館でとることにした。

私は「太宰ラーメン」を頼んだ。
太宰治の好物をトッピングしたもののようだが、わかめで麺が見えない。
ここでも手を出してしまった「生...」が今日も旨い。

ほどよくして金木駅に戻り、待合室でテレビを見てくつろぐ。
テレビではチリ地震の津波警報のニュースが流れていた。
日本海側の五能線も止まっているようだ。(JR五所川原駅は五能線にある)
こんな時にほろ酔い加減で浮かれていいのかと自問するも答えは返ってこない。
「早く高台に逃げろ」と心の中で叫んだ。

乗車券プラス300円の特別券を買ってホームに入る。
観光客で賑わうホーム。
皆、今か今かと列車の到着を待ちわびる。

キ、キタ、キタ~~
ごつい機関車に引かれた3両編成の津軽鉄道冬の風物詩「ストーブ列車」だ。
皆が急に鉄道写真家になった。

3両のうち2両がストーブ列車。
客室内には石炭ストーブがそれぞれ2つずつ置かれている。
車掌さんが石炭をくべると皆間髪入れずに一斉にスルメを置く。
あろうことに私は遅れをとってしまった。
買っていたスルメの袋を中々開けれなかったのだ。

その時、私の前に女神様が降臨した。
「だいじょうぶ、急がなくてもいいですよ
「ア、、アテンダントさん~

彼女はそっと手を差し出し私のスルメを煙突のガードにかけてくれた。
至福の瞬間だった。
だがし屋ちゃぺのおばさんからいただいた焼き芋もストーブの上にのせることができた。

そして程よく焼きあがったスルメをアテンダントさんは食べやすいように割いて優しく渡してくれた。
胸がキュンとした。

車内ではもう1人、ハッピに「津軽」の文字を背負った津軽弁のおじさんが乗客のお相手をしてくれた。
チビ子に「めんけ子だな~」と、お世辞でも嬉しいおもてなしだった。
いいな~とっても..「津軽鉄道さん」

楽しい時間は過ぎるのが早いもの。
13:32 津軽五所川原駅に着き、津軽の人達の暖かさを一杯いただいた素敵な旅はここで終わりを告げた。。


と、太宰治の故郷だけに小説風にまとめてみました。
田口トモロヲという声も(笑

写真もよかったら..
2tomさんの曲をお借りしました。


このあと妻の運転で帰路に。
途中、全国有名ラーメン店5軒の横丁「津軽ラーメン街道」の入っている「エルムの街」に寄るも駐車場満杯につき断念。時間が合えばここで食事をとろうかと考えてたので見るだけ見て帰ろうかと思ったけど次の機会にでも。。

昨年夏のイーハ以来、半年ぶりの遠出でしたが、とってもいい旅でした。
一昨年行った「立佞武多の館」の立佞武多を実際の祭りで見たいし、秋田側から繋がる日本海沿いの五能線~五所川原周辺の奥津軽エリアにはまだまだ見どころ満載のようなので、またゆっくり訪れてみたいと思っています。

遠くからの方にはクルージングトレイン「リゾートしらかみ」の周遊の旅がお奨めです。。
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