2015.08.15 友を想う
高校三年の夏休み、友達三人と出かけた自転車の旅。

一日目は盛岡周辺の民家の軒先を借りてキャンプ、二日目は気仙沼の唐桑半島の海辺でキャンプ予定が、夕方からの土砂降りで先日松島の帰りに寄った唐桑小学校の用具室に急遽泊めてさせていただき、翌日以降は、宮古と龍泉洞を過ぎたあたりでそれぞれ一泊する、計4泊5日の旅の予定でした。
しかし、3日目の釜石市を目前に一人がガードレールに激突して腕からおびただしい流血という怪我を負い、止血しているところへ車で通りかかったご夫婦方が止まってくれて、救急車の連絡と救急車とドッキングするまでの搬送をするから、君たちは派出所で聞いて病院まで気をつけて来なさいと、友達の流血で座席が染まるのも気にせず、本当に有難い心遣いをいただきました。

偶然にもこのご夫婦は大館市の方だと話されていましたが、お名前も名乗らずに救急車に乗せた後すぐ帰えられたそうで、私達も名前を聞きそびれてしまいました。

携帯の無い時代ですから、本当にそのご夫婦には感謝です。

私達は友達の自転車を押しながら病院までたどり着き、友達も幸い裂傷を縫うだけで済みました。

結局この日は皆で病院に泊めていただき、自転車は後で当時の国鉄の貨物便で送ることで、私達の自転車旅行はジ・エンド。
翌日、汽車に乗って帰ってきました。

そのなほろ苦い体験でしたが、その怪我した中学の同級生が二年位前に亡くなりました。
この間の友達と同じく自ら命を絶ちました。

いつもニコニコ。
盆や正月に帰省すれば必ず私のところに遊びに来てくれた彼。。

なんでよ~!!

色々な事情があって、同級生は誰も彼のもとに弔問していないはずと思ってましたが、たまたま先日の友達の葬儀に出た同級生の女子から、いたたまれず昨年の盆に彼の家に行ってきたことを聞き、今年の盆には自分もと心に期してましたので、松島の帰りに唐桑小学校に寄ったのもこのことがあってでした。

今日、彼の遺影に手を合わせてきました。

年老いたお母さんと少し話しました。
来てくれて本当に有難いと言っていただきました。

本当はもっと早く彼のもとに来なければと悶々していた日々。

ようやく心のつかえがとれた気がします。