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s-水橋春夫


♪ おらは死んじまっただ~ のフォークル「帰ってきたヨッパライ」がリリースされ、伊東ゆかりの「小指の思い出」や美空ひばりの「真っ赤な太陽」がヒットしてた1967年。

ノース9歳の何とも懐かしく遠い昭和の時代でした。

この年にジャックスにリードギターとして加入した水橋春夫。。
2015年、その水橋春夫がジャックス時代から48年の時を経てリリースしたアルバム「考える人/水橋春夫グループ」。。

s-考える人


そこには、遠い時代の彼の音がそのまま残されていました。


ジャックス脱退後、レコード会社のプロデューサー、ディレクターとしてWINKや横浜銀蝿らを世に送った彼が、2009年5月18日、吉祥寺の早川義夫のライブで40年ぶりにステージに立ちます。(同年6月池袋、7月鎌倉)

脱退を引き留めたジャックスメンバーの説得も空しく去った彼への蟠りを一番持ち続けていただろう早川義夫にとって、この日は特別な想いがあったに違いありません。

雪解け。。

ジャックスのセカンドアルバム「ジャックスの奇蹟」収録に誰が呼んだか、辞めたはずの水橋が演奏者としてスタジオに来ていたことに激怒してアルバム制作から退いた早川。

この怒りはよく理解できます。

当時、水橋の脱退に一番落胆しただろう早川にとって、この時の怨恨の想いは可愛さ余って憎さ百倍ということだとしても、やはりその確執が解けるまでには40年という長い時間が必要だったのでしょう。

奇しくも、この雪解けの日は木田高介の命日でした。

勝手に推測の範囲で二人の関係を記してますが、真実と異なることがありましたら、二人の40年振りのステージという慶事に免じてお許し下さい(笑


多分二人の再会のきっかけとなったのがこのCD集かと..

ジャックスの奇蹟


このCDに入れる未発表音源のことに関連して木田氏の奥さんのことを過去記事で紹介してますが、使用許可やメンバーの意見調整などの連絡役を担ったのが水橋春夫だったようです。

木田氏の奥さんが初めて水橋と電話で話した時のことをご自身のブログでこう話されています。

ジャケットにある面影そのままに 穏やかな、 でも ちょっとやんちゃな所を残した方でしたと..

なるほどな~と思いました。

早川の楽曲や著作は、自分の思う気持ちのまま正直に生きるが故の重さを感じるものがあります。
名言集といわれ、ファンの心を惹きつける彼の著書で表される言葉の数々。
これをやぶにらみ的に見る傾向のあるノースですが、彼の繊細さとその裏返しにある小手先の誤魔化しが通用しないような圧迫感は、過去記事で他の方の言葉を引用したとおり、時には自分の嘘を見透かされるような怖さがあり、早川を崇め敬愛するも、言い切る強い言葉に秘めたる鉾に、凡々と生きる者は腰が引けちゃうようなオーラを感じます。
これがカリスマたる由縁であり、彼の奏でる旋律とともに、天から選ばれし者の才能に凡人は自らの意志でひれ伏すのであります。

水橋春夫は何かしら力の抜けた穏やかな感じを受けます。
彼のことは殆どわからないので画像や映像を見ただけの所謂第一印象ですが..

そういう過程の中で水橋から電話を受けた早川は、大変嬉しそうに彼と話しをしていたそうです。

このことがきっかけで二人のライブに発展したのでしょうね、きっと。。


話は戻り、今回のアルバム。。
レビューする力を持ち合わせていませんが、彼のギタータサウンドは随所にジャックス時代を訪仏させる音が一杯詰まってました。

早川とのライブまでの40年間、彼は全くギターを弾いておらず、多くの方の言葉を借りると、その間にギターに触れていれば別の音が出ていたはずだが、彼のギターはジャックス当時のままだったと..

決してテクニックに進歩が無いということではありません(笑

事実、16才のギター少年佐久間正英氏が神と崇めた水橋春夫と一緒にステージに立ったとき、40年間ギターに触れていなかったことが信じられない程素晴らしい演奏であったと言っています。

前後しますが、ライブから6年後の本アルバムですが、一般的なギターフレーズと違い、余計な音を出さないというか、フレーズを目一杯まで高いところまであえて弾かないというか、いわばギターソロテクをあえて披露しないような演奏方法はジャックス時代と変わりません。

ライナーでは自作曲と思われる曲名の作者が「CAT WATER CONRANY」とクレジットされています。

ノースの心の琴線にぐっと触れてきた曲は残念ながらありませんでしたが、大人のポップロックが好きな方にはいいアルバムのように思いました。


水橋春夫グループは、水橋とジャックスメンバーの谷野ひとし、音楽評論家の松村雄策の三人編成のバンドです。

谷野は言うまでもありません。
ジャックスでの彼のベースは凄かった。
代表曲「からっぼの世界」や「マリアンヌ」でみせた海の底から聞こえてくるようなとしか言い表せない演奏は素晴らしいの一言です。
水橋のギター、木田のドラムとともに、そっと早川の歌に寄り添います。

もう一人の松村雄策は、知る人ぞ知るお方ですが、渋谷陽一とともにロッキング・オンを創刊し、著作や音楽評論家として活躍されており、作家の小林信彦との間での繰り広げられたビートルズ論争が有名でしょうか。
そんな彼の音楽活動のスタートがジャックスとドアーズのコピーバンドだったようです。
朝も早よからヤング720で堕天使ロックのカミナリを受けた日にゃそうなりますわな(笑
ロッキング・オンの自身のコラムでジャックスや復活した早川のことを幾多となく取り上げ、日本で一番凄い歌手は早川義夫だとまで明言しています。このコラムをみてジャックスや早川に入った人も多かったとか..
ジャックスは伸介バンドよりも劣るとかも言ったようですが、これも愛情の裏返しでしょうか(笑


このアルバムを聴いて思ったこと..


1曲目の「考える人」から

 ロマンチックな時代に
 テロリストになれずに
 センチメンタルという火薬を抱きしめ

 Ah...僕は何処へ行く

 明日起きたら 世界が変わればいい
 壊れてしまえ ひたすら願うけど
 明日起きても 世界は変わらないさ
 人ごみにまた背中押されながら

 Ah...永遠に考える



2曲目「黄昏の記憶」より

 失くしたくはなかったのに なぜだろう
 二人でいる時間が苦しくて
 寄せては返す波を見ていた
 優しさを思いつくこともなく

 夢とか自分らしさを
 言い訳にしてた僕を
 君はいまでも憎んでるかな
 あの頃と同じきれいな笑顔で

 大事なものほど邪魔になる

 つらくて ただせつなくて
 寂しくて もどかしくて
 そんなつたない あの日の僕を
 悔やむより先に忘れてく
 ねえ、いつしか吸わなくなった
 タバコのように 心で
 途中でやめた思い出だけが
 少し手持ちぶさにしてる 黄昏



あの人へ
遠い過去
積年の想い
後悔の念
証し
心の終止符

でしょうか...


現在2枚目のアルバム制作中のようです。
テーマはサイケ&アングラ..

なんか期待しちゃうな~!!

超有名な「残酷な天使のテーゼ」を書いた作詞家の及川眠子さんが今回と同じく参加されます。

ところで及川さんのツィッターがちょっと炎上ぎみです~!
日本の演歌・歌謡界を敵に回しちゃいました。

ノースも日頃思っていたことですので、いずれ記事にしたいと思っています。
及川さん、ガンバレ~!!


水橋グループ「黄昏の記憶」


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